死者を放置して自然に風化させる葬法を風葬と言う。
バリ島のバトゥール湖は、キンタマーニ高原にある美しい湖だが、このバトゥール湖の湖畔に、今も風葬を行っているトルニャン村があると聞いてやってきた。
トルニャン村は今も独自の文化を持つ閉鎖的な村で、バリ島の現地の住民も近づきたがらない村だ。
トルニャン村とは?
バリ島の北東部のキンタマーニ高原にあるバトゥール湖の東側に位置する外部と隔離された村です。
人口600人程度の小さな村ですが、その歴史は古く、西暦882年にはトルニャン村の人々は暮らしていました。
この歴史のある村には、「風葬」と呼ばれる遺体を放置し、自然に風化させる葬方をとっています。
トルニャン村への行き方(アクセス)
トルニャン村への行き方は二通りあります。
一つは船で行く方法。
もう一つは陸の道で行く方法。
王道なのは船で行く方法です。
ガイド兼運転手さんに連れてってもらいました。
金額は1万円(インドネシアでだいたい1300000ルピア)を日本円で支払いました。
ガイドさんと自分の二人分って事なんでしょうが、物価の安いインドネシアではあり得ない金額です。
これでも相場より安いのですけどね。ツアー会社に頼むと一人1万5000円以上かかります。
背に腹は代えられないので、やむを得ず支払いました。
ぼったくりで有名と聞いてましたが、まさにこういう事なんでしょうかね。
ちなみに、バイクで行く方法もあります。
車は道路幅員が足りないので多分無理。
ただし、雨季や雨が降った後は、道路が水没するので、確実な方法ではありません。
トルニャン村 ツアー
まず、トルニャン村へのツアーを調べたのですが、旅行代理店とのトラブルなどが多いためか取り扱ってないようでした。
旅行代理店に直接問い合わせたら、「数年前にツアーは取りやめた」との事でした。
自分の場合は、顔の利くガイドさんにお願いした事もあり、すんなり行くことができました。
英語と日本語とインドネシア語とバリ語が話せる人なので、とても頼りになりました。
トルニャン村はこんな所だった
キンタマーニ高原からのバトゥール湖を見下ろした景色です。
湖の奥に見える山の麓にトルニャン村はあります。
湖のほとりに車を止め、船着場にやってまいりました。
って、この船に乗るんかい!
下手したら沈みそうなボロボロの船・・・
雨が降ってましたが、予想を超える雨漏りのひどさ><
ボートに乗って20分ほどでしょうか?
トルニャン村が見えてきました。
ここで大事な事を知らされます。
「湖の水かさが多いため、トルニャン村には上陸できない・・・」
「え!!!!!そんな大事な事は早く言えよ!こっちは1万円払ってんだぞ?!」と文句を言いたくなりましたが、
でも、お墓は見せてくれる、と事・・・。
東南アジアと言うか、海外では事前の説明がない「後出しじゃんけん」は、よくある事なんで気にしないようにしましょう。
その代わり、村の近くではボートの速度を落としてくれました。
確かに村の中まで水浸しになっていました。これでは中に入れたとしても膝まで水浸しですね。
続いてお墓に行きます。
お墓とトルニャン村は急な斜面の山で隔てられていて、トルニャン村からは船を使わないと行けない場所にあります。
ボートで10分ほどの位置です。
船着き場を降りるといきなりガイコツが!!
ボートを降りると衝撃的なトルニャン村の風葬を目の当たりにしました(次ページ)
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