猫遺跡?トッレ・アルジェンティーナ広場とは?
ローマの中心部の遺跡「トッレ・アルジェンティーナ広場(Largo di Torre Argentina)」
地図中の猫遺跡の場所にある。
パンテオンから南側に徒歩6分ほど歩くと、小学校のグランド程度の広さの穴が突然現れる。
穴の中は遺跡となっており、ローマ最大の猫コロニーでもある。
アメリカのCNN.comの記事では、世界6大猫スポットとして「ラルゴ・アルジェンティーナ広場」が紹介されている
【世界6大猫スポット】
1)宮城県・田代島
2)福岡県・相島
3)台湾・侯硐(ホウトン)
4)アメリカ・フロリダ州・ヘミングウェイ博物館
5)イタリア・ローマの古代遺跡 ←ここ!
6)トルコ・カルカン
アルジェンティーナ遺跡
共和制ローマ時代に4つの神殿があったとされている遺跡。
当時は世界最大であったポンペイウス劇場の一部が残る。
紀元前44年にユリウス・カエサル(ジュリアス シーザー)が殺された場所である。
カサエルの死に際のセリフ「ブルータス、おまえもか」は有名だ。
猫は遺跡内の施設で放し飼いにされているため、広場の周辺には至る所に猫がいる
アルジェンティーナ広場の周りは犬の散歩をしてる人が多く、犬VS猫の壮絶な睨み合いに遭遇。
遺跡内に人間は入れないが、猫は出入り自由なようだ。
トッレ・アルジェンティーナ広場の中の野良猫保護センター
遺跡の中には野良猫保護センターがある。
アルジェンティーナ遺跡の発掘は1930年代頃から本格的に発掘調査が始まったが、それ以前からこの周辺は猫コロニーだった。
発掘調査中も猫を追い払う事はせず、猫たちは住み続けていた。
1994年、ボランティアで野良猫の救済を始めたスタッフ達の手により、猫の施設が設置された。
今では200匹以上の猫たちが保護され、里親を待っている。
猫の街アマルフィ
「世界一美しい海岸」と云われる景勝地でもある。
冬でも温かいアマルフィは、猫にとって暮らしやすい街だ。
アマルフィは人口5000人の小さな街であるが、住宅街の坂道を上って行くと頻繁に猫を見かけた。
イタリアの猫について
こんなに違う!イタリアの猫と日本の猫の驚きの違い!
イタリアの猫はパスタ好き?
驚いた事に、イタリアの猫はパスタを食べる!
日本では猫が魚が好きだと思ってる人が多いが、イタリアの猫はパスタが好きなイメージがあるようだ。
トマトソース味のスパゲティを食べる猫
日本・・・魚
イタリア・・・パスタ
イギリス・・・肉
アメリカ・・・肉、ピザ
インドネシア・・・魚
インド・・・カレー
イタリアの猫「ヨーロピアンショートヘア」の特徴
ヨーロピアンショートヘアの特徴は短毛で大きくて丸い目。
スウェーデンやイタリアなどに古くから住んでいた土着猫だ。
アルジェンティーナの施設にいた猫はヨーロピアンショートヘアと思われる猫が多かった。
遺跡内に黒い猫が多いのは、イタリアでは黒猫は魔女の手先とされた歴史があるせいで、お年寄りを中心にその迷信を信じてる人が多く貰い手が少ないからだとか・・・。
イタリアの猫の名前
英語・・・「キャット(cat)」
イタリア語・・・「ガット(gatto)」
イタリアの野良猫・・・「自由猫(ガット・リベロ)」
アルジェンティーナ遺跡の周りは家族連れが多く、子供は「ガットガット」って騒いでいた。
イタリア人は大昔から猫好きが多いようで、2000年前の帝政ローマ時代には既に猫は飼われていた。
小麦などの食料をネズミから守る為、貴族を中心に可愛がられていたと言われている。
しかし、中世になるとヨーロッパの黒ネコは「魔女の手先」とする迷信が存在し、多くの黒猫が焼き払われた。
特にイタリアではその傾向が顕著だったとか・・・。
現在では、犬や猫の殺処分は法律で禁止されている。
1991年にイタリアの国の法律により禁止にされた以降、その後25年間は殺処分は0件。
カーラ(愛しい女性)
カリーナ(可愛い)
アモーレ(愛する人)
ボーノ(美味しい)
カプリッチョ(気まぐれ)
ファータ(妖精)
イタリアらしいキザな名前が多い
日本の猫で言うと「たま」「ミー」「トラ」などに当たるのでしょうか。
ちなみに、「たま」の由来は豪徳寺。
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