ナポリからポンペイ遺跡へ日帰りで行ってきた
世界遺産ポンペイ遺跡へナポリから日帰りで行ってきた。
ベスビオ周遊鉄道(チルクムヴェスヴィアーナ鉄道)を使うと40分ほどで最寄駅の「ポンペイ・スカビ駅(Pompei Scavi)」だ。
ポンペイ・スカビ駅からポンペイ遺跡のマリーナ門まで徒歩1分。
入場料は11ユーロ(11€)
ポンペイ遺跡が他の遺跡と違う点は、大量の遺体が当時のまま石膏によって再現されていることだ。
なぜ、ポンペイ遺跡の生々しすぎる遺体が再現できたのか?
西暦79年8月、ベスビオ山が噴火し、ポンペイの街に降り注いだ。
ポンペイで生活していた人々は火山灰に飲まれ、埋まってしまった人々の遺体が腐食によって分解され、空洞が出来た。
その空洞に溶かした石膏を流し込み、固めて掘り出すことによって実物のような石膏像を取り出すことに成功した。
火砕流に飲まれ苦悶する人の表情までが再現されている。
当時の人たちにとっては悲劇ではあるが、火山灰によって街が埋もれた事で、壁画や美術品が保存状態がよい貴重な遺跡となっている。
ただ、地上に晒された事により風化し、現在は修復中の建物も多い。
売春宿、お風呂、世界最古の円形闘技場など、人々の生活
世界最古の円形闘技場。
ローマのコロッセオと同じように剣闘士や猛獣が殺し合いを行ったり、公開処刑の場だったと言われている。
残酷な闘技や処刑を、当時のポンペイの人々は娯楽として観戦していた。
その為、円形闘技場周辺は心霊スポットとなっており、幽霊がよく出たとか。
2000年以上前に書かれた「女神ヴィーナス」
壁一面に描かれたフレスコ画。
住宅内の調理器具は、今とあまり変わらないように見える。
住宅内のお風呂は、座るためのステップなどがある。
大劇場・音楽堂。
音楽会などが開催されたと言われている。
音楽堂の上はポンペイ遺跡を見渡せるビュースポットだが、気が付かない人が多いのか空いていた。
売春宿(Lupanar)は人気スポットだが、地球の歩き方には載ってない。
このようなベッドが一階と二階にそれぞれ5部屋ある。
壁にはサービス内容の絵が描かれている。
男性か女性を選べたようで、こちらは男性がサービスをする側。
こちらは女性。
当時から同性愛は存在したようだ。
現在のイタリアは売春斡旋行為は禁止されており、売春施設はイタリア国内に存在しない。
売春自体は合法で立ちんぼなど個人間の取引は存在する。
ただ、日本などの東アジアに比べると、その数は非常に少ない。
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コメント
この遺跡はやばいな、
映画見たくなってきたわ