人より猫の方が多い田代島
東北地方なのに雪があまり降る事がない温暖な島です。
日本では最も北にある猫島で、温暖と言えども、観光客の少ない冬はエサ不足や寒さで死んで行く猫が多いとか><
田代島の人口80人、面積3.14 km²
人間よりも多い100匹以上の猫が暮らしています。
田代島の人口
人口 (国勢調査人口・各年10月1日時点)田代島
1990年 191人
1995年 147人
2000年 130人
2005年 112人
2010年 81人
(石巻市HPより)
ものすごい人口の減り方・・・
限界集落になるところでしたが、ここ数年は観光客が急激に増えたおかげで、人口減に歯止めがかかったとか。
世界6大猫スポットとは・・・
世界の6つのうち日本は2つ!
田代島はCNNの世界6大猫スポットに選ばれた島で、外国人観光客も多い。
・宮城県・田代島←行った
・福岡県・相島
・台湾・侯硐(ホウトン)←行った
・アメリカ・フロリダ州・ヘミングウェイ博物館
・イタリア・ローマの古代遺跡←行った
トルコ・カルカン
田代島をにゃしろ島と呼ぼう
田代島(たしろじま)には昔から猫信仰があり島の中央には猫神社があります!
2011年の東日本大震災の際は、沿岸部の住宅地の多くが水没してしまいましたが、その後、田代島は、まさに猫の手を借りて復興していったのです。
日本の猫は基本的に人を見ると逃げる事が多いのですが、田代島の猫は一味違う!
ものすごく人懐こくて、忘れ物を知らせてくれる優しいニャンコにも遭遇しました。
田代島には飼い猫がほとんどいないのですが、島の人が共同で猫を管理していて、釣った魚などをあげてます。
猫要素が強すぎる島なので勝手に「にゃしろ島(にゃしろじま)」と呼ぶことにしましたよ=^ω^=
田代島へのアクセス
仙台から田代島への行き方は、仙台駅→(電車)→石巻駅→(バス)→フェリー乗り場→(フェリー)→大泊or仁斗田
仙台市からの所要時間は2時間半程度。
田代島へのフェリーは1日3往復しかないので、島での時間を十分に確保するため、朝一番のフェリーで行きました。
なお、車をフェリーに乗せて島へ行くことも出来ます。
当日のスケジュール(田代島日帰りコース)
07:24 仙台発 石巻行きの電車
08:19 石巻駅(終点)に到着
08:30 石巻駅バス停3番乗り場から山下経由のバスに乗車
08:45 バス停「網地島ライン」で降車
09:00 石巻発 網地行きフェリー
↓(フェリー約40分)
09:38 大泊(おおどまり)着
09:40~10:30頃 大泊集落(大泊りの神社含)
↓(徒歩15分)
11:00~11:30頃 猫神社
↓(徒歩30分)
12:00~12:45頃 仁斗田集落
↓(徒歩15分)
13:00~14:15頃 マンガアイランド
↓(徒歩15分)
14:30頃 再び仁斗田集落
15:33 仁斗田(にとだ)発 石巻行きフェリー
↓(フェリー約50分)
16:46 石巻着
帰りは、JR石巻駅行きのバスを待つ時間が長かったので、歩いて(徒歩30分)石巻駅まで行きました。
フェリー乗り場の近くにはタクシーが待ってました。タクシーなら石巻駅まで10分です。
電車とフェリーで田代島へ
仙台から電車に乗る
JR仙台駅 朝7:24 仙石線で石巻行きの電車
・・・眠い^p^;
仙台から石巻には一時間に1~2本の間隔で電車が出ています。
石巻市の人口は14万人で、宮城県では仙台市に次ぐ大きな都市ですが、そのわりに小さな駅のJR石巻駅
かわいいデザインです~
東日本大震災の時はこの駅付近にも津波が押し寄せたとか・・・。
バスで定期船発着所まで
田代島へ行くフェリー乗り場のバス停「網地島ライン」へは、バス停は三番線から
時刻表
バス路線図「網地島ライン(あじしまライン)」は山下経由で行きます。
休日だったので、島へ渡る人の行列が出来てて、乗り場はすぐに分かりました。
バス停「網地島ライン」で降ります。
定期船発着所は、震災で一時期場所が変わったとの事ですが、今は元の場所に戻ってます。
定期船発着所では田代島の郵便局長の手作り地図の印刷版が置いてあります。
絶対もらっていきましょう!(島では多分もらえない)
フェリーの時刻表↓一日三往復しかないです。15:30の便で出発すると帰ってこれなくなります。
片道1,230円を往復分買いました。
田代島へのフェリーの運賃表はこちら
いよいよフェリーで田代島へ
田代島行のフェリーは思ってたより大きくて快適!
昨夜の雨は止み天気は快晴!行楽日和の日曜日だけあって200人乗りの船が満席。
船内にはフラットシートなどもあるので空いてれば雑魚寝も出来ます。
車やバイクも別料金で乗せることが可能です。
釣り道具を持ってる人もたくさんいました。
網地島に行く人は釣り目的が多いのかなぁ?
ウミネコ?
海鳥が船の後を追って来ます。楽しい~!
エビセンを海に向かって投げている人がいました。ウミネコが空中でキャッチ!これは見てるだけでも面白かった
徒歩で田代島を探索
田代島の大泊港
田代島の大泊港に着きました。
港と言っても桟橋があるだけ。
ここ、大泊港の次は同じく田代島の仁斗田(にとだ)に、仁斗田でも降りずに乗ってると網地島に到着します。
大泊港で降りたのは何と自分だけ!
田代島の観光客はほとんどの人が仁斗田で降りるので、大泊で降りる人は珍しいそうです^^;
ウミネコさん達もお疲れ~^p^
釣り場は近くにあるのに、大泊地区で見かけた猫はこの一匹だけでした。
船を降りたら、たくさんの猫がダーっと駆け寄って来るイメージだったので拍子抜けでした。
自分以外に誰もいなかったので、この猫ちゃんを独り占めできましたけどね~
大泊にある鹿嶋神社。
古い神社でしたが、きれいに手入れがしてありました。
ここに猫はいませんでした。
田代島の猫神社
続いて猫神社へ
名前がそのまんまの「猫神社」
暑さと猫の少なさにテンションが低くなり死にそうな顔で上り坂を歩いていたら、すれ違ったおじさんが見かねて「だいじょうぶですか?」と><
大泊港から徒歩15分
やっとの思いで猫神社に着きました。
思ったより小さくて神社と言うより祠(ほこら)って感じ^p^;
お供え物に猫じゃらしがあって笑った^p^
猫神社の前の長椅子で昼食をとってると・・・。(食料は事前に石巻のコンビニで購入)
匂いを嗅ぎつけた猫神社の守護猫の登場です=^ω^=
田代島のアイドル「ねこ太郎」に似てるけど、多分違う猫だな
最大の猫スポット仁斗田集落へ
続いて田代島の最大の猫地帯「仁斗田集落」へ出発!
仁斗田集落に近づけば近づくほど猫が増えていく!!
人よりも圧倒的に猫にすれ違う回数が多い山道^^
向こうから子猫ちゃんがスタスタ近づいてきました=^ω^=
テンション上がっちゃいますね
仁斗田地区の集落の手前あたり
猫密度がどんどん濃くなっていく><
次のページは
・仁斗田(にとだ)の集落(動画あり)
・マンガアイランド
・忘れ物を教えてくれた優しい猫
・猫の手を借りて復興した島
コメント
田代島の猫はコロナで減ったのかな
心配
コロナで観光客が減って町の人は大丈夫なのかな
http://ajishimaline.com/pg117.html
船の便名が「シーキャット」になってて完全に観光向けになってた
コロナで、猫が減ったか心配だったけど、ネコ好きの楽園「田代島」は健在だったわ
東北地方、宮城県石巻市はもうすっかり晩秋で寒かった。
夏は暖かい太平洋から吹き付ける風も冷たい
それでも数百匹のネコが、島に訪れた人を温かく迎えてくれた