フランダースの犬の舞台の街で有名なアントワープ(オランダ語:Antwerpen(アントウェルペン))。
多くの人が想像するベルギーと違うかもしれない。
こちらは、世界一美しい駅と言われる駅「アントワープ中央駅」。
熱心なキリスト教徒が多いイメージのベルギーだが、駅を降りると、女性のほとんどがヒジャブを身に着けているのである。
アントワープだけではなく、ブリュッセルなどの大都市でこのような光景が見られる。
2030年頃にはベルギー人とイスラム系移民の人口が逆転し、西ヨーロッパ最初のイスラム国家が誕生すると指摘する専門家もいる。
アントワープの最大の観光名所は世界遺産「アントワープ聖母大聖堂」の周辺だ。
フランダースの犬では、この教会の中で10歳の少年ネロと老犬パトラッシュが亡くなった。
教会の外には二人を再現したオブジェ。
両親を亡くしたネロは、おじいさんとパトラッシュと一緒に、田舎から教会の近くまで牛乳を届けて生活を立てていた。
こちらが牛乳市場跡。
聖母大聖堂からすぐ北にあるフルン広場。
ネロとパトラッシュはここで休憩でもしていたのだろうか?
ちなみに、明治41年(1908)に、「フランダースの犬」が日本で初めて出版された時、パトラッシュは「斑(ぶち)」、ネロは「清(きよし)」と翻訳されたらしい。
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