マニラの南部にある中心街エルミタ地区
マニラのエルミタ地区は、植民地時代の面影を残すレトロな街並みと、カオスなエネルギーが同居する刺激的なエリア。
日中はフィリピン最高峰の大学や巨大な「ロビンソンモール」に人が行き交い、文教・商業の中心地として活気に溢れる街だが
昼でもスリ等の警戒が欠かせない治安の危うさがある。
カメラをぶら下げて歩かない方がよいらしい。A.マビニ通り(A. Mabini Street)

この付近から北に歩くとマニラの歴史地区がある。
マニラの歴史地区イントラムロス(Intramuros)の南側にある城門「プエルタ・リアル(Puerta Real / 王の門)」

18世紀(スペイン植民地時代)に建てられた、イントラムロスを代表する重要な城門のひとつ。
かつて総督や大司教といったVIPが公式に城内へ入城する際にのみ使われていたため、「王の門(Royal Gate)」という名が付けられたらしい。
門付近に猫ちゃんがいた!

門から城内へ入るルートが定番だが、見る気にならなかったので、スルーして北へ歩く。
この辺は超高級住宅街。
道路工事により道が完全に塞がってて、あの住宅にある車は出られない?

更に北に歩くとイントラムロス(城郭都市)の「城壁(Wall)」が見えてきた。
城壁の上は遊歩道になってるらしい。
下を通る道はイントラムロスのメインストリートである「ジェネラル・ルナ通り(General Luna Street)」

大きな公園を超えて更に北に歩いていくと
イントラムロスを代表する歴史的建造物、「サン・アグスティン教会(San Agustin Church)」。
1993年にユネスコの世界文化遺産に登録されたマニラにある世界遺産。
その割に雑な扱いで、駐車場に使われていた。

「奇跡の教会」と呼ばれる圧倒的な堅牢さ:マニラは過去に何度も大地震に見舞われ、第二次世界大戦中にはイントラムロスの街全体が激しい爆撃(マニラの戦い)を受け、ほとんどの建物が破壊され瓦礫の山となりました。その中で、このサン・アグスティン教会だけは奇跡的にほぼ無傷で生き残った、非常に強固な歴史を持っています。
・・・ということ らしい、、ならもっと大切に扱うべきでは?!
けど、中は凄かった。
何がすごいかってこれ騙し絵らしい。
天井や柱の奥に見える重厚な装飾がすべて「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」!
まじか!

これらは一見、石や木を細かく彫り込んで作られた立体的な彫刻に見えますが、実際には平らな天井と壁に描かれた「2次元の絵画」で、19世紀にイタリア人の芸術家(チェザーレ・アルベローニとジョバンニ・ディベッラ)によって描かれたもので、光と影の陰影が見事に計算されている。
見上げると本当に立体的な彫刻があるように錯覚したわ。
しばらくボケてたら結婚式が始まった。
フィリピンの富裕層はここで結婚式を挙げるらしい。

サン・アグスティン教会から徒歩5分、400mほど北に歩くと、「マニラ大聖堂(Manila Cathedral)」がある。
こいつもすごそうだが、世界遺産ではないらしい。
マニラ大聖堂も、歴史自体は16世紀末から続くものだが、
サン・アグスティン教会と違って、何度も地震や台風で物故割れ、第二次世界大戦(マニラの戦い)の爆撃によって完全に破壊されたらしい。
現在の建物は、戦後の1958年に再建された「6代目」。
サン・アグスティン教会がすごすぎることが分かる。
現在の建物は、戦後の1958年に再建された「6代目」です。
ローマ広場側(北側)から撮るとこんな感じ。

マニラ大聖堂やローマ広場から北西へ200〜300メートルほど進んだ場所にサンチャゴ要塞がある。
このスナップが素晴らしいのは、「何百年もマニラを守ってきた古びた要塞の石壁」と
その背後に見える「現代マニラの象徴である高層ビル群」が1つの画面に見事に収まっている点だ。

更に北に歩くと、パシッグ川の北対岸に高層ビル街が見えてきた。

M.ロックサスJr橋(M. Roxas Jr. Bridge)を渡った付近。
高層ビル街と手前のバラック街。貧困さがえぐい。

M.ロックサスJr橋を少し北に歩いた付近の「サン・ニコラス(San Nicolas)」地区の路地。
この辺りではマニラ名物のカオスな電線「スパゲティワイヤー」がすごいことになっている。

なんでこんな電線がすごいことになってるのか?
「古い線を撤去するコスト」をかけるくらいなら、新しい線をその横に引き直すほうが安いため、古い線をそのまま放置してるらしい。
電柱の幹線から勝手に電線を引き込んで電気を盗む「盗電」が横行。
夜間にこっそり素人が線を繋ぐので、配線はさらに無秩序で複雑なものになる。
これが何十年も積み重なり、カオスになっている。

ここから東へ歩いて30分ほど。
世界最古の中華街ビノンド地区の「ビノンド教会」
1596年にスペインのドミニコ会修道士によって、キリスト教に改宗した中国系移民のために建てられたらしい。

世界最古のくせにあまり中華街っぽくない中華街。
取って付けたような「団結門」みたいな中国っぽい門もある。
そして、その下を巨大な黄色のコンテナトレーラーがギリギリの高さでくぐり抜けていく迫力。

さすがに歩き疲れたので最後はチャリンコタクシー「トライシクル」でホテルまで。
このボッタくりおじさん、めちゃくちゃ決めポーズしやがった。

ホテルの近くのマニラ・ベイウォーク・ドロマイト・ビーチ。
ここからは、世界三大夕日と言われるマニラ湾の夕日が見られる。

世界三大夕日は、インドネシアの「バリ島」、フィリピンの「マニラ湾」、そして日本の「釧路(北海道)」の3ヶ所らしいが、日本人のくせに釧路だけ行った事が無い。
マジックアワーの夕日、すげえなぁ!

撮影日:2023年8月11日
天候:晴れ時々曇り
最高気温:33℃
最低気温:26℃
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