街歩きの中でも「ぶっちぎりで一番楽しかったかもしれない」と思える最高の街であった。街の規模が大きすぎず小さすぎず、自分の足だけでぐるっと回って「完全制覇したぞ!」という達成感が味わえる絶妙なサイズ感。
最速の高速列車なら40分くらいで着くけど
到着時間がそれほど変わらなかったんで
中距離列車(Renfe MD)1時間30分かけてジローナへ

ジローナに到着後は駅のすぐ近くにあるカフェレストラン「Plis Plas」
カタルーニャ語で「Tallarines marisc(シーフードのタリアテッレ)」
平打ちのパスタにムール貝やエビなどの魚介の旨味がトマトソースに溶け込んでいて、これがめちゃくちゃ美味しい。
駅チカの手軽なお店なのにこのクオリティ、スペインの食のレベルの高さにいきなり感動。

旧市街を歩いて美しき大聖堂へ
お腹を満たしたところで、いよいよ本格的な街歩きスタート。

オニャール川に美しく映る「逆さジローナ」

巨匠ギュスターヴ・エッフェルが手掛けた赤くて美しい「エッフェル橋」を渡る。

雨上がりの石畳って信じられないくらい写真映えするけど、
信じられないくらい滑るので、
エモい写真と引き換えに命の危険を感じるわ。

雨に濡れた街の坂道は絵になる美しさだけど
足元はもはやスケートリンク。
風情に浸る余裕もなく、必死に体幹をキープしながら歩く。

半泣きで最後の坂を登りきると、目の前にどーんと現れたのがジローナ大聖堂(Catedral de Girona)。
って、また階段かよ!!!
90段の絶望のラスボス。

階段の上から振り返ると、隣にあるサント・フェリウ教会の尖塔も見えて最高の見晴らし。

ジローナ大聖堂の中。
ゴシック様式の単一の身廊(中央の広間)としては、サン・ピエトロ大聖堂に次いで世界で2番目に広いらしい。
超人気海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地(キングズ・ランディングのベイラー大聖堂)でもある。

空中回廊!空に浮かぶ謎のウンコたち
ジローナ大聖堂の裏手から、さらに小高い丘の方へ進む。

公園を抜けると

この街のハイライトでもある古代の城壁「パセジ・デ・ラ・ムラリャ」の上を歩けるスポットにたどり着く。

見下ろす茶色の屋根瓦と大聖堂の景色。


城壁の上は細い石の通路がずっと続く。

人がすれ違うのがやっと通路だが、
この城壁の歴史はとてつもなく古い。
起源はなんと紀元前1世紀の古代ローマ時代にまで遡る。

当時は軍事要塞「ゲルンダ」の一部であった。
その後、14世紀やフランス軍の襲撃に備えた19世紀に拡張され、現在の長さになった。

かつて兵士たちが敵の侵入を見張るために命がけで歩いた防衛線。
そして、ところどころにある見張り塔(展望台)

そして、ところどころにあるウンコ。

ウンコに続いて洗濯物など観光地100%の中に突如として現れる圧倒的な生活感。

城壁ウォーキングもいよいよ最南端。
ジローナの現代的なビル群。
21世紀の近代的なビルたちまでもが、
旧市街の歴史に合わせて見事なまでに「茶色」一色に仕上がっている。

そんな茶色に染まった世界を眺めながらふと足元に目をやると、
最後まで安定の「茶色のウンコ」があった

天空のウンコの海から地上に降りてローカルな売店で
スペインの国民的B級グルメ
「ボカディージョ・デ・トルティーヤ(スペイン風オムレツのサンドイッチ)」
を買ってみた。
外側がバリッとした小ぶりのバゲットに、焼き立ての分厚いジャガイモ入りオムレツ(トルティーヤ)が
豪快に挟んであるだけの極めてシンプルな代物なのだが
これがもう、あきれるほどに美味い。

スペインすごいわ。
食の打率10割?
ビックリカタルーニャ地方で愛されるウンコ
なぜジローナの城壁にあれほどウンコが描かれていたのか?
実は、ジローナが位置するカタルーニャ地方には、世界でも類を見ない「うんこ=豊穣と幸運の象徴」という超ポジティブな伝統文化が存在する。
①排便人形「カガネ」:クリスマスの飾りに伝統的に忍ばせる、「絶賛排便中のおじさん」のミニフィギュア。うんこが土に還って翌年の大豊作をもたらすという、大真面目な縁起物である。
②うんこ原木「ティオ」:クリスマスに子供たちが「うんこを出せ!」と歌いながら丸太を棒でボコボコに叩くと、お尻の毛布の中から「うんこ(お菓子やプレゼント)」がブリブリ出てくるというファンキーな伝統行事である。
ウンコやばすぎるぜ
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