【海外】遭難は死を意味する。ベトナム、ホーチミンの郊外の山村「ロンアン」の森で迷った話

「もうバスは諦めよう。お金がかかってもいいからタクシーで帰ろう。」
そう思い、スマホでGrab(Uberの様な配車アプリ)タクシーを呼ぼうとするが
「周りにタクシーがいません」と表示されてしまう
なんという事だ・・・。
足元さえ見えないような真っ暗闇の中を自力で下山しなければならないのか・・・。

GoogleMapで街までの時間を調べてみると

タンアン市までは徒歩13時間
ホーチミンまで徒歩20時間

周りに店も無い、これでは山の中で力尽きてしまう。

先日、ベトナム国境を越えた銃器の密輸の検挙のニュースがあった。
国境に近いこの付近では不法に銃を運ぶ車が走っているかもしれない。
それでも飢え死にするよりマシだと、たまに通る車に向かって全力でヒッチハイクのジェスチャーをしてみた。

どの車も止まらない。それどころか避けて通りすぎる。
そりゃそうだろう。夜、山の中をフラフラ歩いてる見知らぬ男を乗せるような お人よしはいない。

もう、このまま眠って朝のバスまで待とうか。
そんな事も考えたが、寝袋は無いので、虫に刺されてしまうだろうし、
野犬に襲われるかもしれないし、
銃を持った悪党に金品を奪われるかもしれない。

色々な事を考えながら歩き続けた。

「このまま死ぬかもしれない・・・」
「死んだら、死体を運ぶ費用がかかるのかなぁ・・・」
「海外で遭難した日本人なんてニュースになるだろう・・・」

2時間くらい歩いただろうか。
飲食店らしき建物の光を見つけた。
砂漠の中のオアシスを見つけると言うのはこういう気持ちなのだろうか?

目を潤ませて駆け寄り店に入ると、そこにはハンモックがぶら下がっていた。
店の中には中年のおじさんが暇そうにしていた。
ハンモックを指さし
「ここに寝泊まりしてもいいか?」
と交渉すると、快くOKをもらった。
ベトナムの人は優しい人が多い。

2時間くらいハンモックで寝ていると、店主の子供らしき中学生くらいの男の子が現れた。
「近くのホテルまでバイクで送ってやる」と言ってきた。
見知らぬ人間がハンモックに乗ってたら気味が悪いだろうし、仕方がないと受け入れた。

バイクでホテルまで送ってもらい、事情を説明すると、チェックインできた。
ここには外国人が来るような事は珍しいらしく、まじまじと見つめられた。
「一泊いくら?」翻訳機で聞くと
「20万ドン(約1000円)」
やばいギリギリ足りない・・・
しかし、東南アジアの適当さに救われて、足りない分は見逃してくれた。

所持金がゼロになり、空腹だ。
お金がなければ今度こそ死ぬ。
空腹でフラフラになりながら必死でATMを探した。

やっと見つけたATM!
ところが、画面の左端が切れて表示されず正しい金額が分からない。

金額が分からず。勘を頼りに操作したら、10万ドン(約500円)しかおろせないのに、手数料が5万ドン(約250円)もかかってしまった。
けど、500円もあれば、食事も出来てホーチミンまで帰れるベトナムはコスパ最強と身に染みて感じた。

それでは、良い旅を!

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コメント

  1. 匿名 より:

    ハロン湾行かなかったのか

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