ローマ市内にある世界最小の独立国家「バチカン市国」
バチカン市国の人口は約800人。
面積はわずか0.44km²!
ディズニーランドの面積(0.465km²)よりも小さい国だ。
こちらが、バチカン市国とイタリアの国境。
パスポート不要で自由に出入り出来る。
しかし、一般人が入れるのはサンピエトロ大聖堂とバチカン美術館だけで、その先はスイスの衛兵が守っており、謎に包まれている。
バチカンのやばい点5つ
バチカンは、国の大部分が世界遺産となっておりカトリックの総本山としても知られている国だが、
想像以上にやばい国だった。
その1)何もかもがデカい!
入国したのはクリスマス前。
サンピエトロ広場には世界最大級の約30mのクリスマスツリー。
その後ろには高さ137mのサンピエトロ大聖堂。
さいたま市のシンボル大宮ソニックシティと同じくらいの高さだ。
ちなみに、サンピエトロ大聖堂の前には高さ十数メートルはあろう超大画面テレビが設置されている。
日本のメーカーのパナソニックだった。
その2)集まる人の数が半端ない
バチカンは、世界に10億人以上の信者を持つ「カトリック」の総本山で、世界中から信者が巡礼に訪れる。
サンピエトロ大聖堂への入場も大行列だ。
大聖堂の中は東京ドームのように広く、ぎっしり人で溢れていた。
世界各国のキリスト教関係者の人が続々と入場。
派手な衣装のスイス兵が見守る中、儀式が始まる。
その3)出生率が0!子供が産まれない唯一の国!
バチカンには助産院がなく、バチカン市国内で生まれた人は、ほとんどいない。
国外で生まれバチカンに帰化した者だけがバチカン国民となれる。
その4)人口の95%が男
バチカンでは市民の多くが聖職者や兵隊で構成されており、全人口の95%が男性だ。
5%の女性のほとんどは職員の妻子。
そして、男性の多くが同性愛者だと言われている。
フランス人社会学者「フレデリック・マルテル(Frederic Martel)」はカトリックの聖職者5人のうち4人は同性愛者だと指摘している。(「In the Closet of the Vatican(同性愛を隠すバチカン)」参照)
カトリックの司祭は終身独身で、女性との性的交渉を禁じられていることがあるとされている。
若い男達が共同生活する修道院は「ボーイズラブ」の世界だ。
少年を数年にわたって性的虐待したとされる事件も発生している。
その5)バチカン銀行をめぐる謎の死
1978年、バチカン銀行の改革を主張していたローマ教皇・ヨハネパウロ1世は教皇即位後、わずか一か月で急死した。
ローマ教皇庁は、死因は心筋梗塞と発表。
1982年、イタリアの銀行家・ロベルトカルヴィはロンドン・テムズ川において、首つり死体で発見
バチカン銀行との深い関係が指摘されていた。
バチカン銀行は、麻薬取引などのマフィアビジネスに深く関わりなどから大規模なマネーロンダリングが行われていた事が指摘されている。
(麻薬取引、脱税など)によって得られた資金の出所をわからなくするために、架空または他人名義の金融機関口座などを利用して、正当な手段で得た資金と見せかけることである。
出所を消して、綺麗なお金に見せかけることから「資金洗浄(しきんせんじょう)」とも言う。
バチカンから秘密の通路で繋がっているサンタンジェロ城
バチカンの近くにはサンタンジェロ城と言う立派なお城がある。
バチカンからサンタンジェロ城の間には、13世紀に建設された全長約800mの「秘密の通路(パッセット・ディ・ボルゴ)」がある。
実際に、教皇アレクサンドル6世やクレメンス6世等が秘密の通路を使って危機を脱したと言われている。
サンタンジェロ城の見どころは、サン・ピエトロ大聖堂やローマの街などを見渡せる長めのよいテラス(Terrazzo dell’Angelo)だ。
ローマは人口が300万人近くいる大都市であるが、夜景は驚くほど暗い。
暗い街に浮かび上がるサンピエトロ大聖堂は幻想的だ
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